2025年02月07日

内窓設置(真空ガラス)

現場:仙台市泉区

窓の断熱強化をするために内窓を設置しました。

既存の窓は、ペアガラス(LOW-Eではない)+アルミ樹脂複合サッシの台形出窓。
出窓の天井裏とカウンターの下には新築時断熱材を詰めてあります。

◆内窓設置の施工前の状態で温度を測定
 外気温度:0度
 室内温度:非暖房室4度
この状態で外部と内部の温度差は4度。暖房すれば時間はかかりますが23度まで上がります。

◆内窓設置後の温度を測定
 外気温度:0度
 出窓内の温度(外窓と内窓の間):3度
 室内温度:非暖房室13度
この状態で外部と内部の温度差は13度、出窓内との温度差は10度あります。
室内温度を23度にするとして、4度からだと19度上げなくてはいけませんが、13度だと10度上げれば23度になります。
上がる時間とエネルギーが節約できるので、その分暖房費がかからないということになります。

◆内窓の仕様
サッシはリクシルの樹脂サッシインプラス+ガラスは日本板硝子スペーシアクール(真空断熱ガラス)
真空断熱ガラスはガラスとガラスの間に0.2ミリの真空層があり、真空の状態は熱も音も伝えない構造になっています。
更にガラスの内側には断熱遮熱のための金属皮膜がありLOW-E(ローイ-)ガラスとなっています。
この内窓により上記の温度差を実現しています。防音効果もあり外部の音もかなり軽減されています。
樹脂サッシインプラスは樹脂の為に熱を伝えにくく、外周の枠と建具の接合部分は気密性の高いパッキン構造になっているので
断熱気密に優れています。クレセント(鍵)により引き違い窓を外側に突っ張ることでより気密性を上げます。
既存の窓に合わせ、引き違い窓の他FIX、片開き、4枚建て、など色々なタイプを選ぶことができます。
枠の色は5色ありサッシや内部の壁に合わせたコーディネートが可能です。
真空断熱ガラスは通常使われる窓用ガラスでは最も高価ですが、大変性能が高く良い効果を期待できます。

◆施工費
前述したように真空ガラスは高価ですが、2023年度より国の事業として補助金が利用できます。ガラスの種類にもよりますが(LOW-Eガラス・真空ガラスなど)補助金が約半額支給されます。今年2025年も補助金の事業が国会で決議されましたので、ご検討される方は是非この機会に設置されてはいかがでしょうか?
補助金は当社のような工務店だけが申請できます。
ご不明な点はお問い合わせいただければご説明いたします。ご遠慮なくご連絡ください。

施工前
demado01.jpg  


施工後
demado02.jpg 
(出窓なので手前に引き違い窓を設置してあります。写真ではわかりにくいのですが真空ガラスなので小さいスペーサーがたくさん入っています。)


posted by とむす at 18:12| Comment(0) | 断熱
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