泉区M様邸の防音室を制作しました。
奥様がプロの音楽家の方で、ご主人と娘さんも音楽を嗜んでいるそうです。
音楽室制作の目的は娘さんのスネアドラムの防音。
スネアドラムは音が大きいのでスペシャル防音(防音壁2層)で設計しました。
お客様のご要望でスピーカーを設置しました。
施工前の状態です。
6畳の和室で、外壁に面している壁の窓をつぶして防音壁を設置していきます。
掃出しはなく腰高窓が2枚。うち1枚を3重サッシにします。
防音ドアを2ヶ所に設置します。
まずは解体工事です。
開口部を防音ドアが入るサイズにカットしていきます。
電気屋さんも来て絶縁処理をしてもらっています。
畳を撤去して軽天工事に移行します。
下地を組んで吸音材を入れていきます。
この上に合板と遮音マットを敷きます。
床の仕上げにエミネンスタイルを貼るので、さらに遮音マットの上に合板を敷きます。
遮音シートを貼り、床と同じように下地を組んで吸音材を入れていきます。
防音壁の1層目が完了しました。
ここから天井・壁の2層目の防音壁を建てていきます。
2層目も1層目と手順は同じです。
今回はタイルカーペットを選んでいただきました。
タイルカーペットもいろいろな柄があり、サンプル帳からお好きな柄を選ぶことが可能です。
壁のクロスはコットンフィーナで、一般的なクロスに比べて種類な少ないですがお好きなものを選べます。
お客様のご要望で天井にスピーカーを取り付けました。
下地に構造用合板を貼っていたのでしっかり固定されています。
サッシも厳重に3重サッシにしました。
天井約20cm、壁約20cm、床約10cm内側にふけてきたので一回り部屋が小さくなりました。
完成お引き渡し後、お客様から感想をお聞きしました。
スネアドラムの音も外には全く漏れず、奥様の楽器の練習も残響がちょうどよく快適に使っているとのことでした。
選んでいただいたカーペットの柄がたまたま飼っていた猫ちゃんと似たような柄でした。
猫ちゃんも喜んでくれているようです。