2014年12月22日

仙台市宮城野区SU様邸

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某大手ハウスメーカーの住宅にお住まいのお客様からご相談いただき、「二重サッシと天井の断熱を施工したけど、思ったほどでないのでもっと断熱したい」とのご希望なので、今回は下記の内容で断熱リフォーム工事をいたしました。

・床下の断熱強化(ウレタン50mm厚吹き込み)
・階段吹き抜けの天窓と明かり取り用FIX窓を二重化
・天井裏に温度センサー+換気扇を設置して夏の熱を排出


■床下へは和室の畳の下に点検口があり、そこから侵入します。(建物によっては、台所の床下収納庫や物入れの床下点検口ということもあります)
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■断熱改修前の床下の様子
発泡材の成型品40mm厚が施工されていました。施工の状態としては断熱材が滑落することもなく、施工されていないところもなかったので、施工不良部分はありません。
しかし、お住まいになっていて「寒い」と感じる原因があります。室内の壁の下の部分に隙間があったり、断熱の厚さが不足していると「寒い」と感じます。また、こちらのお住まいではほとんどの窓が二重サッシにしてあったので、特に床の冷たさが目立ったのかもしれません。
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■床下断熱施工(アイシネンフォーム吹き付け)
左下に見える得体の知れないものは、うちの職人です。よく見るとガスマスクをしてゴーグルをしています。まるで宇宙人です。
床下の面に向けて拭き付けを行います。この施工方法の利点は隙間をことごとく塞いでしまうので、床下からの隙間風は皆無となります。施工厚さは50mmの予定でしたが、ぴったり50mmとはいかず、55mmから100mmくらいの厚さになっています。
★施工に当たっては、吹き付けのためのガンを使いますが、先端のノズルがまれに詰まることがあります。そうなると、瞬時に固まるので、ノズルを閉じることができなくなります。結果噴出しっぱなしになり、過去岩手県で他社による吹き付け施工中窒息事故がありました。実は当社のノズルは最新式で、最悪もし詰まった場合は「バルブ」が二つついており、すぐに閉じることが可能です。そのような状態には今までなったことはありませんが、万が一でも大丈夫です。施工現場で死傷者が出てしまっては大変ですから。同じようなノズルを所有している会社はほとんどないらしいです。ということは床下の吹き付けは他社では大変危険な作業ということになります。
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■床下点検口の蓋の断熱施工です。ここも逃さず施工しないと「断熱欠損」になってしまいます。
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■ソフトクリームのような、鍾乳洞のような・・。これがお家の快適さを守ってくれます。瞬時に硬化し始めますので、数秒後には表面は硬くなります。
壁に吹き付ける場合は中身まで固まってから、専用の大きなカッターで平に削っていきます。
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■階段吹き抜けの天窓部分です。非常に高所なので「内部足場」を設置しました。
梯子や脚立では役に立ちません。作業の安全確保も結果「いい仕事」に繋がります。
でも、クロスに傷をつけないよう床や壁に厳重な「養生」を行います。
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■二重化施工前です。
ペアガラスに網入りとなっていました。よく勘違いされる方が多いのですが、網入りガラスは、防犯などの目的で強化する為のものではなくガラスが割れたときに「破片が飛び散って怪我をしない為」に入っています。実は網が入った為に強度は落ちます。強化ガラスとは違います。
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■二重サッシ化後です。
天窓ということで、内側に網入りガラスを入れてあります。ペアガラスです。
これで既存のペアと追加のペアで4重ガラスの天窓です。重いので枠はしっかりと下地を入れ何本ものビスで留めてあります。意匠性を重視し木製枠を使用しました。
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■階段吹き抜けの高い位置にある壁のFIX窓です。見えにくい写真ですが、既存の状態で、なんと「真空ガラススペーシア」が設置されていました。ガラスとガラスの間が「真空」なんです。日本板硝子の自信作です。が、高価なのであまり売れてないそうです。これでも「冷気を感じるような気がする」ということで、内側に樹脂サッシペアガラスのFIX窓を設置しました。
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■これでここは「完璧!」
FIX(ハメ殺し)窓なので開閉はできません。外す場合用に取手が付いています。でも、落下の危険性がゼロでないので、安全の為ビスで留めてあります。
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■2階天井裏(小屋裏)のスペシャル換気システムです。どこのハウスメーカーも工務店もやっていません。当社オリジナルのシステムです。が、この写真をみれば簡単に真似ができます(泣)
天井が暑くて対処の方法がわからなくて困っている工務店さんハウスメーカーさん、よかったらどうぞ真似してください。施工簡単で費用も少額でできます。
特別なのはアイデアだけです。
この写真は別付け用の温度センサーのコントローラーです。なぜ「別付け」かというと、天井点検口から換気扇が離れている為、お客様が温度の設定変更ができないので、天井点検口の近くにコントローラーを設置したわけです。ここでは「28度」に設定してあります。天井裏が28度に達したときに換気システムが作動する仕組みです。
真夏の天井裏は実に80度にも達することがあります。そのままではただでさえ「熱帯夜」なのに天井裏に「暖房機」を置いているようなものです。大昔の住宅には「煙出し」と呼ばれる「棟換気」が付いていました。高断熱をきちんと理解している工務店さんは今でもちゃんと棟換気を設置しますが、他の工務店さんやハウスメーカーさんは存在さえ知りません。
でも、棟換気は自然換気なので、物凄い効果的に小屋裏を換気してくれるものではなく屋根断熱の際の桟熱の外側の空気を外に逃がしてやる仕組みです。
当社のこのシステムは「強制排気」なので、小屋裏を効果的に排熱してくれます。
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■小屋裏排熱システムの出口。
こちらの建物は「寄せ棟」なので「妻壁」がなく、「軒天」に排気グリルを設置しておあります。
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posted by とむす at 00:00| Comment(0) | 断熱
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