2011年11月10日

名取市YM様邸

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今回の防音工事は8畳の和室に縁側があり、約10畳のスペースに防音室4畳と和室6畳に仕切り直しながら防音室を製作するというものです。問題は和室と縁側の間にある障子の両脇 の柱。105角の柱が2本あり,どちらも撤去できればと検討したところ、1本の柱の上には2Fの間仕切壁が乗っかっておりはずすことができず、グランドピアノを置いて椅子 が弾くのに問題ない位置に置けるかがポイントでした。残す柱はそのまま塗装で仕上げで、石こうボードや合板を貼らないという仕様でスペースを確保できました。




●解体工事
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天井を解体しているところです。

●床防音
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床に石こうボードを貼っています。通常は床に石こうボードは使いませんが、音を伝えにくく安価なので使用します。この下には吸音用グラスウールと遮音シート、24mm合板等があります。

●壁防音
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壁にグラスウール吸音材80k50mmを充填しています。
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吸音壁材「オトカベ」を取り付けました。

●天井防音
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吸音天井材「コンサートブロック」を取り付けました。

●室内開口部
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隣の和室との間仕切り壁と開口部の木枠です。
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和室側から見たところです。

●内装
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内装が仕上がりました。壁は通気機能付クロスで、音を通過させ壁内で吸音・遮音します。床のタイルカーペットは上靴で歩いても問題ない丈夫なものです。500mm×500mmなので、汚れや破損の時にその部分だけを貼り替えが可能です。

●照明
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天井に丸型シーリングランプとハイタグ+スポットライト2灯を取り付けました。スポットは調光器で明るさを調整できるようにしてあります。

●エアコン
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換気機能付のエアコンを取り付けました。通常のエアコンだと防音室の気密性が高い為に空気が汚れやすく、換気のために窓を開けると音がもれてしまうので、このエアコンにしてあります。また、通常のエアコンよりも音もれがしにくい構造になっています。

●測定
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音の測定を行いました。音源で100dBのホワイトノイズを発生させ、それぞれの測定点で計測しました。

●測定結果
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測定結果から外部には音はもれず、2Fにももれていません。1Fの隣室(和室)と廊下は48.5dB・54.0dBの減音でほぼ予定通りです。お客様の感想としては「ピアノの音が丁度良い響きでデッドすぎず、満足しています。外部にもれないので、気兼ねなく夜も弾くことができます。」とのコメントを頂きました。
posted by とむす at 13:53| Comment(0) | 防音
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